Q18 心のケアセンターは健康調査支援により活動が広まったと聞いています。 健康調査をきっかけに、センターの活動はどのように展開していきましたか。

健康調査支援は、訪問等を通じて被災された方々への直接の支援の入口となりました。市町をはじめ関係機関からも、困難事例への対応、支援者支援、人材育成、普及啓発などの新たな支援が求められるようになりました。詳しくは1⃣支援活動に関わる人のために(支援実践編)「健康調査Q1~4」をご参照ください。

・健康調査支援は当センターが本格的に活動していくための契機となりました。

みやぎ心のケアセンターの場合はこうでした

・活動の初期は、訪問などの相談の契機は健康調査によるものが中心でしたが、アルコール関連問題等の困難事例への対応など、徐々に市町保健師からの依頼による相談が増えていきました(下記グラフ参照)。

・健康調査支援を通じて把握された健康課題について市町と丁寧に共有していくと、その課題に対応する新たな支援が求められるようになりました。アルコール関連問題が課題となっていた地域では、各団体と連携しながら普及啓発、支援者間のネットワークの構築や対応についての研修等を実施しました。孤立しがちな民間賃貸借上住宅入居者の方々についてはサロン活動を紹介したり、サロンを市町等との共催などにより開設したりもしました。地域で課題となっていた「睡眠」「適正飲酒」「ストレス」等についての普及啓発講話を実施しました。

・市町等からの依頼で、健康調査票の回収などに協力する生活支援員等を対象に「被災者への訪問する際の心構えと傾聴の技術」等をテーマとして研修を実施しました。

・徐々に健康調査支援以外の困難事例への対応、仮設住宅生活支援員等も含めた支援者への支援、人材育成、普及啓発などについての市町からの依頼が増加するなど、地域における活動が展開していきました。

・健康調査支援を契機に、市町をはじめ関係機関から心のケアセンターへの期待や信頼が得られ、連携が図れるようになりました。そのことで活動が広がり、地域住民からの相談の増加につながりました。

【契機別相談件数の年次推移】                             (単位:件)