Q15 アルコール関連問題を抱える方への(サロン活動による)支援はメンタルヘルスにどのような効果が期待されましたか。

被災地では、日中活動を失ったことで継続的な飲酒につながってしまった方が多く、日中出かけ、人とつながるきっかけづくりの場として、さまざまなサロン活動が行われました。

皆で集うことにより、飲酒をしない時間を作れること、サロンで調理し会食することで健康的な食生活を意識するきっかけが出来ること、適切な飲酒についての知識が得られることなどが、サロンへの参加による効果といえます。

みやぎ心のケアセンターの場合はこうでした

1)畑作業を通じた取り組み

・「何もすることがなく朝から酒を飲んでしまう」などの声もあり、石巻地域センターでは畑作業を通じた交流の場を提供することにしました(*1)。参加者同士の交流を通じて「元気になった」「心が沈んでいたが穏やかになった」などの声が聞かれたほか、収穫物を子ども食堂に提供したことでさらなる交流も生まれ「子どもから元気をもらえてうれしい」との声も聞かれました。

2)節酒による取り組み

・「断酒はイヤだが、節酒ならトライしてもいい」という方もいたことから、当センターでは市担当者や保健所とも連携し、節酒プログラムを取り入れたサロン活動を開催しました。(*2)

参照 (*1)「第Ⅴ章地域センターごとの活動報告 / 2.石巻地域センター地域支援課の活動報告」公式活動記録2011-2020よりサロン活動紹介部分抜粋(再掲)
   (*2) 名取市における節酒活動 笹尾博之 神谷正子 甘糟郁  紀要5号第2章調査報告より