アルコール関連問題のある方への支援においては、当事者との関係の構築が何よりも重要でした。そのため寄り添い、より頻回に関わることが必要であり、さらには多くの対象者への支援が求められたことから膨大な時間とマンパワーを要しました。しかし、各市町では本来業務の立て直しで多忙を極めていましたので、当センターは外部支援機関として丁寧な対応に努めてきました。
みやぎ心のケアセンターの場合はこうでした
・Q4を踏まえ、具体的にはアウトリーチによる支援を基本に、関係機関と連携しながら受診支援、断酒会への参加支援、節酒の支援、福祉サービスの調整等の生活支援、孤立防止のための交流の場の提供などの支援、支援者への支援などを長期的に行ってきました。
(支援の例)
- 支援を拒否していた事例(事例1)
ひきこもりがちで孤立し、支援者との関わりを拒否していた方に対し、関係が途切れないよう根気強く関り見守っていきました。 - 治療を契機として断酒につながった事例(事例2・事例3・事例4)
身体状況の悪化から関係機関と連携して治療につなげ、それを契機に断酒会やサロンへの参加支援、サービスの調整などの支援により断酒につながっていくことがありました。 - 生活援助サービスの利用により飲酒量が減少した事例(事例5)
連続飲酒が続き身体状況が悪化したものの、生活援助サービス(ヘルパー)を調整し食事のサポートをしたことで生活が安定していくことがありました。 - 交流活動(サロン等)への参加を契機に飲酒量をコントロールするようになった事例(事例6)
サロンなどの交流活動への参加を支援したことで、参加者との交流を通じて意欲が向上し、地域での交流や役割が広がり、徐々に飲酒をコントロールするようになることがありました。 - 多問題のある家族への支援事例(事例7)
アルコール関連問題のみではなく、被災による心理的影響や介護などの多問題を抱えた家族に、丁寧に寄り添いながらサービス調整を行い、長期的に支援を行いました。 - 節酒による方法で支援した事例(事例8)
入院治療や断酒を拒否していた依存症の方に、節酒による方法で支援を行ったところ、肝機能、歩行のふらつき、近隣の方々との交流が改善することがありました。 - 生活支援員が対応に困っていた事例(事例9)
生活支援員などに対応方法について助言し、支援者が統一した対応を取ることで、支援者への不適切な言動が改善することがありました。
(参照)事例詳細はこちらをご参照ください。 「支援の例 事例1~9」
